2007年11月17日土曜日

『沈黙』(Silence) written by Shusaku Endo

遠藤周作は僕の好きな作家の一人です。なんと言っても彼のエッセイが面白いです。小説の中ではこの『沈黙』が最も良かったと思います。20才くらいの時に初めて読んで、その数年後にまた読んだのだったと思います。本の説明を書いておきます。この本を書いたせいで、彼は破門されたんだったと思います。近代日本の宗教文学の中では、傑作中の傑作の一つではないでしょうか。日本であえて紹介するほど無名な小説ではありませんね。



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島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制のあくまで厳しい日本に潜入したポルトガル司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる・・・・。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト教信仰の根源的な問題を衝き、<神の沈黙>という永遠の主題に切実な問いを投げかける書き下ろし長編。

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-English edition-



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