2008年4月26日土曜日

なんとなく許せない訳語

英語で日本を説明する時、しばしばスッキリしない気分になる。完全に合致する訳語がないので仕方がないのは分かっているが、それでもやはり、スッキリしない。以下に僕がなんとなく許せない訳語を並べておきます。



饅頭 : bun with bean-jam filling



Manjyuu でいいと思う。「それは何だと聞かれたら説明すれば良い。」



餅 : rice cake



ケーキはケーキだ。餅がケーキだと思いたくない。そんなの美味しくない。ケーキに醤油をかけて食べているのかと思うと、気持ち悪い。ケーキを鍋に入れるなんて絶対に嫌だ。Mochi でよい。



枯山水 : dry garden style



もうちょっと気の利いた訳語はないのだろうか。



金閣寺 : Golden Pavilion



パビリオンって違和感がある。



能 : no play



これは最悪。サボってるかのようだ。



煎餅 : a rice cracker



クラッカー?まぁ、これは良いとして、



煎餅布団 : thinly stuffed bedding; a thin and hard coverlet.



どうせなら、a rice cracker futonと訳したほうが面白い。



煎茶 : green tea (of middle grade)



これはいいけど、of middle grade って何か嫌だ。



~寺 : ~ji temple, ~dera temple, in temple



これは、jiとtempleで二重になっている。清水寺寺はおかしい。ちなみに、高徳院など、院の場合、Koutoku-innと同じになって、旅館のようだ。神社の場合、Meiji Jingu shrineと言ったりするが、これだと明治神宮神宮なので変だ。Meiji-shrineでいい。



御所 : an Imperial palace

皇居 : the Imperial Palace



上方の人間としては京都御所がtheであると言わざる得ない。



神社 : shrine

神宮 : shrine



区別をつけて欲しい。大社の訳語は見つからなかった。



皇帝 : an emperor

天皇 : an emperor



皇帝と天皇は同じではない。ナポレオンやローマ皇帝と同じように思われるとややこしい。



あんみつ : mitsumame topped with bean jam



これは固有名詞というより説明である。長ったらしい。



お好み焼き: a thin, flat cake of unsweetened batter fried with various ingredients.



ここまで長くなると害である。"Please turn your thin, flat cake of unsweetened batter fried with various ingredients inside out. ", "Oh, I don't know how to turn the thin, flat cake of unsweetened batter fried with various ingredients inside out.", "Ok, I show you how to turn the thin, flat cake of unsweetened batter fried with various ingredients inside out." と言ってる間に焦げそうである。a Japanese style pizzaは絶対に嫌なので、Okonomiyakiでよい。



あと、長母音と短母音を何故かごっちゃにしているところが許せない。Osakaは大阪、大坂ではなく、この場合、小阪と小坂だ。Onoの場合、大野さんなのか小野さんなのか分かりにくい。しかし、大野の長母音をhで表現すると、"Oh, no!" になってしまうジレンマがある。





今日のは、鎌倉の報国寺でとった写真です。

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